檜山郡江差町鴎島にある「かもめ島キャンプ場」へ行ってきました。
陸続きの島で無料で利用できますが、週末でも空いています。
理由は荷物の搬入が著しく大変なこと(だと思います)
ただし、その苦労を受け入れたら素晴らしい景観が待っています。利用するには注意点がありますのでその辺りの事と、サイトの状況や設備関係を詳しく解説していきます。
こちらの記事では
- キャンプ場の概要やルール
- 利用方法
- 搬入経路
- 各施設
- サイトの様子
- グランピングについて
- 各所景観
- 開陽丸について
行く前に知っておきたい「かもめ島キャンプ場」の情報をお伝えしていきます。
かもめ島キャンプ場 概要
基本情報
■所在
北海道檜山郡江差町鴎島
■開設期間
4月中旬~10月下旬
■公式サイト
利用方法
予約は不要です。
無料なので時間もフリーです。島の手前に開陽丸記念館があり、海水浴場もあるのでその駐車場から歩いて島へ渡ります。
かもめ島キャンプ場のルール等
【利用時間】フリー
【管理人】巡回
【焚き火】可(焚き火台使用)
【ペット】可
【ごみ】回収無し
【レンタル】無し
かもめ島キャンプ場を簡単にまとめるとこんな感じのサイト
江差町のシンボルかもめ島の一部がキャンプサイトになっています。キャンプ場として設備やサイトが整備されているわけではなく、島北側の一部でキャンプもできると考えた方が良いかもしれません。
よってトイレと水場が有るのみであとは雄大な景観を楽しむための場所です。
ただし、今年2021年は新しいイベントのマリンピングが始まったことから公園にある水場程度だったものが炊事場として新設されました。
※ステージ近くの水場に立派な流し台が設置されておりましたが、排水の故障で利用できませんでした。
サイトまでは駐車場から徒歩で上陸することになり、島への道には170段近くの階段があります。それにより多くの荷物を搬入するのが困難でファミリーでの利用者は少ないのが現状。バックパックに収まるくらいの少ない荷物で行くのが現実的です
それだけに週末でも空いていることが多く、静かなキャンプを望んでいる方にはおすすめの場所。
陸続きとは言え、島は海にせりだしているので風が強い日は十分に注意する必要があります。また、きれいな芝の広場となっておりますので日陰は少ないです。真夏は太陽の照りつけがきついので日焼け対策、タープの設置等準備が必要です。
島への上陸経路は2つありますが、海の上に作られた遊歩道を北に進む道は法面崩落の危険から通行止めとなっていました。(2021年10月現在)
かもめ島へ到着するとテントを張っていい場所がどこか分かりづらいです。どこでも良いわけではないようです。公式サイトをみると厳島神社の裏側一体がキャンプサイトとして指定されている様に感じます。
トイレからステージまで広く平坦な場所がありそこが一番テントを張りやすいと感じます。水場もトイレも近いですし、グランピングテントも灯台横にありますから。ただし、そこが一般利用者がテント設営してOKかどうかは不明です。心配であれば役場に確認することをおすすめします。
ロケーションは抜群です。風もなく晴れた日には最高の景観を楽しむことができるでしょう。
感動的な夕日・星空・朝日、千畳敷で間近に感じる波の迫力、歴史や伝説の見どころ散策、釣り、夏は海水浴。
今回はバックパックでソロキャンしてきましたが、実はファミリーでも行きたいなと思ったりもしています。
それではキャンプ場の様子を写真豊富に紹介していきます。
かもめ島キャンプ場への搬入経路
島の手前に駐車場があります。ここに車を停めて歩いて上陸することになります。
駐車場
駐車場の様子です。島側から撮影しました。
砂浜のトイレ
左手に建物がありますが、ここはトイレとシャワールームとなっていました。
シャワールームは海水浴シーズンのみ利用できるそうです。
トイレの建物を進むと右手に鳥居と瓶子岩が見えます。
遊歩道・階段
鳥居の辺りで道が二手に分かれます。
海の上に作られた桟橋か階段です。
右側の桟橋を進むと島の最北端から階段で登ることになります。
テントサイトが北側なのでこちらでもいいのですが、現在は法面からの落石の危険があるので通行止めとなっていました。
途中まで行って戻ることになると貴重な体力が失われます。
心臓破りの階段をすすみます。
バックパックを背負ってここを登るのも大変でした。
最終的には息も絶え絶え...
到着です。
登ってすぐに水場があります。喉を潤してからテントサイトをへ進みました。
かもめ島キャンプ場 主な施設
ここからはかもめ島内部を見ていきます。
炊事場
炊事場と言うより公園の水飲み場的な感じです。
ただ、グランピングが始まったおかげか蛇口とシンクが増設されている様でした。
水場ではコンロを洗うことは禁止されています。
これは炊事場と言っても良いでしょう。以前はここも先程と同じような水飲み場だったようですが、グランピング開始で新設されたものと思われます。
ただし、この日は使えませんでした。
張り紙が見えますが排水の故障で利用禁止です。残念。
トイレ
これがトイレです。
小便器が2つ
大便器は和便で1つ。
ステージ
ここから北側がキャンプサイトなのだと思います。
灯台
暗くなると灯りが海を照らします。
階段で灯台に登れるようですが、この日はペンキ塗りたてで上がれませんでした。
厳島神社
1615年、回船問屋仲間が海上安全祈願として弁財天社として建立。1868年に厳島神社と改称したそうです。(公式サイト引用)
だんだん畑の様になっていてテント設営しやすそうですが、テントサイトではないようです。
江差追分の功労者の像などが置かれています。
かもめ島キャンプ場 サイトの様子
肝心のテントサイトを見ていきます。
前述しましたが、厳島神社の後ろ一体がサイトになっているものと思われます。
しかしながらグランピングテントが灯台の横にあり、炊事場やトイレもステージ前面の比較的平坦なところにあるので使いやすさはこの辺りです。
実際にこの辺りや灯台の横などでテントを設営している方もいました。全然OKなのかもしれません。
キャンプ場にどこがテントサイトなのかを明確に記されていないので迷うところではありますが、公式サイトやキャンプ情報誌で島北側の奥とされています。
ここは間違いなくテントサイトになっているところです。
全体的に傾斜となっているので平坦なところは限られます。
トイレや炊事場は遠いですが、奥尻へ向かうフェリーも見え、いい場所でした。
サイトにはちょっとした土手があって、そこから西側柵までの間も平坦でいい場所です。
今回はこちらを利用しました。
すごく良い場所でした。
かもめ島マリンピング
グランピングテントでの宿泊やレンタル用品で楽しむ手ぶらキャンプなどを行っております。
他にも海洋体験が楽しめるイベントが企画されています。
詳細は公式サイトをご確認ください。
手ぶらキャンプなら荷物の搬入がないですから気軽に島でのキャンプを楽しめます。
そしてこちらがメインのグランピングテント
係の人もいたので少し中見せてもらおうかなと思ったのですが、気づいたら誰もいませんでした。
この日はグランピング利用の方がいなったようです。
ということで外から
これはテント内から絶景の夕日が見られそうです。
かもめ島の各所景観
かもめ島には多くの観光客も足を運びます。
千畳敷
大迫力の岩場です。
朝早くから多くの釣人が足を運んでいました。
その昔、江差商人が宴席をしていた場所だったりするそうです。こんなロケーションで酒飲んだらさぞかし盛り上がるんでしょうね。
テカエシ台場跡
松前藩が沿岸警備のために作られた砲台跡です。
写真のアングルがわるいですが、ここからの眺めもすごく良かったです。
島の南側にはキネツカ台場跡もあります。
弁慶の足跡
すすんでいくと弁慶の足跡があります。
源義経に伴って江差へ来た弁慶の足跡と伝えられている穴。
大きな2つの足跡のようなものが見えます。
太陽に照らされてそれは壮大な景色でした。
瓶子岩
瓶を海に投げたら、江差にニシンがくるようになった。その瓶が石と化し海上に現れ瓶子岩になったという言い伝えがあるそうです。
馬岩
瓶子岩の反対側にも通路があります。
少しすすんで岩のトンネルを潜ると馬岩が見えます。
白馬が首を上げいなないている様に見える岩です。
義経を待ち続ける馬が化石となってしまったという言い伝えです。
夕日と星空
夕日も星空もきれいです。
できれば天気の良い日を狙って行くのがおすすめです。
開陽丸について
せっかくなら開陽丸も見学していきましょう。
船の中には蝋人形による展示や海から引き上げられた大砲など見どころ満載で500円です。
さいごに
江差町の「かもめ島キャンプ場」を紹介させていただきました。
すごく景観が良い素晴らしいキャンプサイトでした。
ここに来るためにバックパックを用意しましたが、本当に良かったです。
荷物の搬入と風が懸念されるキャンプ場ですが、天気が良い日を狙い、荷物を少なく頑張れば必ず報われるそんな景色と静かなキャンプ地です。
キャンプの様子はキャンプ日記に書いていきますのでそちらもお楽しみに!
それでは今回はこの辺で。
では!