マルト(@marutopapa)です。
襟裳岬に行きました。
高校を卒業して北海道に来てからもう28年...
初めてのえりも。実は道東の釧路や知床もまだ行ったことがないのです。あまり遠いと行き来で時間を費やすのでなかなか時間が取れなくて。
襟裳岬もしばらく前にドライブで行こうと思ったもののその遠さに二十間道路の桜並木で断念したこともありました。
桜はきれいで満足はできたのですが。やはりいつかは行きたいと思っていた場所。
ここ最近は留萌や然別など自然豊かな北海道の景色を楽しむキャンプだったのでその流れでえりもにも行ってみるかってなりました。
足を運ぶ前に色々と検索して情報収集。
襟裳岬にはゼニガタアザラシが居るらしい。
百人浜の名前の由来が少し恐ろしい。
豊似湖にはナキウサギが居るらしい。
どんなソロ旅になるのか....
まぁ豊似湖が恐ろしかった(笑)
襟裳岬まで
2023年10月8日(土)6:10出発。
百人浜オートキャンプ場のチェックインは13:00。
札幌の自宅から一般道で約5時間。函館に行くのと同じくらいの距離感ですね。
6時出発、11時位に襟裳岬到着予定で約2時間観光できるかなという計画。
一般道を走ること約3時間。道の駅みついしでトイレ休憩。
道の駅の裏に神社とちょっとした丘があったので登ってみると...
新ひだか町の三石海浜公園オートキャンプ場です。営業はすでに終わっている様ですが、すごくいい場所だなって思いました。
来年はここにもキャンプしに来ようと思います。
更に車を進めて約40分。
様似町の親子岩ふれ愛ビーチ
それにしてもただ岩を撮っただけの写真ですね。もうちょっと印象的な写真を撮りたいと思っても難しいものです。
ここにもキャンプ場があるそうです。海水浴シーズンのキャンプ場なので夏休みは激混みするでしょうね。
さて、ここまで来たら1時間もしたら襟裳岬です。
ワクワク感がすごい。
襟裳岬。ゼニガタアザラシはいるのか?
風の館
到着しました。まずは右の斜路を登って突端を眺めてみます。
おぉ~!!ここ!来たかった場所。
ゼニガタアザラシは?いるか?
目視ではまず見えないですね。
建物の中に入ります。
望遠鏡が並んでいますね。覗いてみます。
アザラシが上陸している場所を教えてくれる掲示板もあるので参考にすると良いです。
こんな感じでみえます。アザラシもところどころに居ました。
さて、次は突端の行ける場所まで行ってみます。
結構な道のりです。そして風も強い。
振り返って風の館を見るとこんな感じ。埋まってるみたいですね。
遊歩道の突端
で、アザラシは?
望遠レンズ焦点距離150mmで撮影。見えます?これだとわからないですね。
500mm。居るけど、岩と同化していて分かりづらい。
500mmAPS-Cクロップモード。
これでわかりますかね。ゼニガタアザラシが寝転んで日向ぼっこしてますね。
一番左のが全体的に白っぽい。同種なんですかね?
それにしてもキャンプで遠くに来ると野生の動物に遭遇することが多くてそれがまた楽しみの一つになってます。
特に今回は良かった。
シジュウカラ
アカハラ?かな
尾羽が白いからカモメですね。
他にもカモなどがいて夢中になって写真撮ってました。時間はあっという間で12:00を過ぎていました。
それではキャンプ場へ向かいます。
百人浜オートキャンプ場にて
襟裳岬からキャンプ場まではゆっくり走って15分もあれば到着します。
百人浜オートキャンプ場という名前から砂浜近くにあるサイトなのかと印象を持ちますが、全く違った場所です。砂浜から約1km離れた林間のサイトです。
百人浜自体は襟裳岬から十勝方面に10kmも続く砂浜。なんだか悲しい言い伝えが残されていて、名前の由来になっています。
船が遭難して多くの水死体がこの浜に打ち上げられた。生き残ったわずかな人も飢えと寒さで亡くなった....それが100人にもなり「百人浜」
う~ん。だから百人浜で検索してると心霊とかでてくるのか。
気にする必要はありませんね。
ちょっと怖いけど(笑)
到着。
オート・フリー・バンガローからなるキャンプ場。今回はフリーサイトを利用させていただきます。
宿泊一人310円です。安い!ちなみにオートは3,190円普通かな。
キャンプ場の詳細については別記事で紹介しています。
キャンプ場の設備・ルールなど詳しく知りたい方は次のリンクからどうぞ。
百人浜キャンプ場を詳しく
さて、フリーサイトとは言えキレイな芝の広場と林間があります。
到着時はどこも空いていたので選び放題だったのですが、林間にしました。やっぱ雰囲気が良いですもんね。
そしてテントはDDタープでタープ泊。
DDタープの3.5*3.5です。
そう言えばタープ泊は昨年10月に小樽は張碓のフォレストミュージック以来1年ぶり。
キャンプ日記を2022年7月~2023年7月まで1年間書いていなかったのでブログでタープ泊を書くのは初めてですね。
一人の時はもうこれで良くないかってくらいお気に入りです。DDタープ。
ピラミッド張りの為に伸縮自在なタープポールとメッシュインナーを購入。
伸縮のタープポールは迷ったけど、アマゾンで安い2本セット。ただ、これは失敗だったかな。ちょっと使いづらい。
でもインナーテントは安くてもつくりは意外としっかりしていてよかった。サイズもピッタリだったし。
テント設営後にとりあえずビールで乾杯し、トライポッドなんかも組んでみた。
ランタン用です。
で、ワイン。糖質OFF。
それとこの簡易ベンチ。たくさんキャンプ場に準備されていて自由に利用できます。
テーブル代わりにはしないでと注意書きがありました。
この簡易椅子がかなり便利で使いやすかったですね。ただ長く座ってるとお尻が痛くなるのでクッションがあればヘリノックスのチェアは使う必要なかったかなと思います。
どうです?玄人っぽいでしょ!
夕食は鍋焼きうどん
つまみはワカサギ(20%OFF)
ゆっくりと飲みながら焚き火はいいですね。やっぱり。
何考えるでもなくて無心で薪をくべる。
贅沢な時間です。
林間で木の葉も生い茂ってるからテントから空は眺められなかったけど管理センター前とか空が見える所にいったら星空がきれいでした。
おやすみなさい。
おはようござます。
目覚めたのは5:30。テントから6:00に出ました。
最近、キャンプで早起き(暗いうちから起きる)ができなくなってきた。シュラフで二度寝が気持ち良い。
天気は晴れ。
さて、今日は札幌に帰る前に何処かに行きたい。
色々検討して豊似湖に行こうと思う。その前に百人浜も行けるかな?
撤収を急いで8:00に出発です。
撤収完了。タープ泊だと楽です。
恐怖の豊似湖へ
キャンプ場を出るとすぐに駐車場があってそこから百人浜まで遊歩道で行けるらしい。
あれだな
でもさぁ...
今年はおおいからなぁ
どうしようかな...
諦めました。
ただし、豊似湖もいるだろうな。
キャンプ場の係の人に豊似湖について聞いたら「行くんですか?最低でも熊鈴とかもって歩いたほうが...」と注意喚起されたほど。
でも、行きたいが勝って
とりあえず向かってみる。
黄金道路を駆け抜け
あと8.7kmのところに看板、なんか書いてある。
通行止めのルートもあるらしい。険しそう。なんとも言えない不安感。
車道はあるけど進めば進むほど狭く険しくなってくる。
野生動物がわんさか居るであろう雰囲気。
対向車が来たらすれ違うのも大変そうで傾斜も場所によってはきつい。砂利道に水の道ができているところもあり、四駆じゃないと厳しいかもしれません。
僕の車は二駆なのでかなりきつかったです。
8.7kmの距離感ではないです。運転してるとその倍はある感覚に陥ります。
9:40到着。
やっとここまで来た。車が一台停まっていたので少しホッとしました。
ここから豊似湖まで徒歩で約200m。
クマが怖いですが、ハチもいるらしい。険しく、怖い。
でもここまで来たんだから...
熊鈴ぶら下げて、カメラ抱えて。なんなら武器も持ったほうがいいか?熊スプレーも買っておいたほうが良かったか...
後悔しつつも狭い道を進みます。
岩です。こういったところに風穴があってナキウサギがいるのかな。
もののけの世界観
そしてとうとう
豊似湖です。
上から見るとハート型の湖なんですが、ここから見てもそれはわかりません。
飛行機でここまでくる観光もあるそうです。ここはそういう湖ですね。
ただ、神秘的な何かを感じることはできます。
怖いけど。
ある程度撮影して車に戻ります。
クマに遭遇しなくて本当にホッとして達成感も強かった。良かった行って。
そして車で来た道を戻ると
居ました。
エゾシカ。
かなり遠くのこちらを警戒しています。
少し進んだら近くで遭遇。
北海道の自然の深いところに来たなと実感。
深い森に差し込む光。苔が美しく輝いていました。
最後は襟裳岬で食事して帰ります。
えりも名物ラーメン1,200円
美味しかった。ごちそうさまです!
さいごに
百人浜オートキャンプ場とえりも観光。良かったです。
豊似湖はキャンプついでに行くような場所ではなかったです。意外と険しかった(笑)自然界にお邪魔しているんだという感覚がしましたね。
キャンプ日記にしてはすごい写真数になりました。53枚(笑)
それだけ見どころもあって景観が素晴らしかったです。えりも町。今度は家族と行きたいです。
ただ、遠いのがね....
次は近場でキャンプかなってことで札幌市の「晴好雨喜」。11月中旬に思いもかけず雪中キャンプとなりました。
記事投稿までしばしお待ち下さい。
それでは皆さん良いキャンプライフを!