マルト(@marutopapa)です。
今年は留萌管内のキャンプ場に行きたいと考えていて7月下旬に小平町望洋台、9月初旬に初山別。そして今回は苫前の夕陽ヶ丘オートキャンプ場へ足を運びました。
この3つが高台から海を眺められる絶景キャンプ場と把握していたので無事にすべて行くことができて良かったなと実感しています。
さて、とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場を訪れたのは9月下旬。夕陽も星空も直火での焚き火も堪能できてこれ以上ないほど満足のキャンプだったのですが、
1ヶ月以上過ぎた今もっとも印象に残っているのは...
三國連太郎
なのですよ...
キャンプ1日目
7:10出発。
夕陽ヶ丘オートキャンプ場はチェックインが12:00。でも予約時に11:00から入ってもいいよと案内があったので早めに行きます。
なんせ区画の予約はできないから早めに行っていい場所取りたいじゃないですか。海側の区画で絶景を眺めながら酒を飲みたい。写真も撮りたい。
キャンプ場によりけりですけど、良いと思われる区画をとれるかとれないかで満足度って倍は違う感じがする。
でもまぁ結局その場所がとれなくてもキャンプが終わったら良かったって感じるんだからキャンプって不思議だなっていつも思うんですけどね。
分かる人いるかなぁ?多分自分だけか?
それはさておき、留萌地区のキャンプ場へはこれまで石狩からオロロンラインを利用していましたが、今回は12号線を北上。滝川のスーパーで買い出しをし、北竜あたりで無料の高速道路で留萌まで。
留萌からはオロロンライン。
青い空、青い海。絵に書いた様な雲が空に優雅に浮遊する秋晴れの日。
気持ち良いドライブ。
この道を夕暮れ時に走ったら感動するかも。いや、それ以上に今日のキャンプ場での夕陽は....などとニンマリしつつ、45分程で到着。
11:30。少し遅れた...
海側区画は空いているのか...
9.10.11が空いていた。良かった。
10番でテント設営しようと思ったのですが、少し張りづらさを感じて9番に移動。ちょっとだけ9番の方が広かったように感じます。
海沿いだから風が強くなるかもしれないと考えテントはワンポールのジルコン。本当はGIGI2を張りたかったのですが、風には弱いので。
ジルコンはこの時期だからいいけど”夏に風の影響を受けるキャンプ場に行った場合どうする問題”が我が家で勃発しています。
夏場でも使える風に強いテントでいいのないかなぁと今探してるんですけどしっくり来るのがない。ドーム型がいいのかなぁと思いつつも流行りのテントだからすぐに飽きちゃうのか?
予算もあるしねぇ。
金に糸目をつけないって言うならヒルバーグのアトラスなんだけど、無理でしょ~あの値段は。
というか最近のキャンプギアって値段高すぎません?卵もガソリンも高いけど、ギアが高いのは死活問題ですよ。あ、あとラーメンも相場上がった感あるね。
いつか値段も見た目も好みなテントに出会える日を心待ちにしています。
はい
日本海に乾杯!!
本当に開放感抜群で心地よい。
風も少なかったのでGIGI2で良かったんではないかと思いつつ、タープスタイルを楽しみます。
場内をすこし散策。センターハウスにはコインランドリーやシャワールーム完備。100円でゴミの回収もあってAサイトは直火炉まで。
本当に良いところだなぁと思います。
キャンプ場の詳細については別記事で紹介しています。
キャンプ場の設備・ルールなど詳しく知りたい方は次のリンクからどうぞ。
とままえ夕陽ヶ丘オートを詳しく
さてさて、13:00も過ぎたのでお昼ごはんにします。
最近のキャンプ飯は楽早ズボラ飯。
でもなんか美味しいの食べたいよねぇとは思っちゃう。たこ焼きなんか食いたいけど面倒かしら...
いいえ。簡単。
はい、これ。
冷凍。すでにできてる。温めるだけ。
100点
味も安定してる笑
お腹を満たしたら海へ。
ホワイトビーチへは徒歩で行けます。夏に海水浴も楽しめるキャンプ場ですね。まぁ、海水浴メインなら海沿いにある未来公園キャンプ場がいいけど。
↓ここ
16:00頃からはまったり夕陽まち。ワインを飲んで薪の準備して海を眺める。
これまた幸せな時間。
猫も夕陽を眺めに来ました。
野良なのかな?各テント区画を巡回しています。きつねの様に餌を強奪するわけでもなく、人間から好意の餌を待ってでもいるかの様な動き。
ある意味賢いのかもしれませんね。
のどかに時間が流れ夕陽で辺りが染まります。
キャンパーがそれぞれカメラを向ける日本海のマジックアワー。
今回は雲が多いけど水平線に雲がなくて沈む夕陽を最後まで見れました。
雲も真っ赤に染まり迫りくる迫力がありました。
感動的。
これだからキャンプは....
札幌ではこんな開放的な夕陽なんて拝めないから。自然豊かな場所で暮らしたいなぁといつもキャンプに来ると考えてしまう。
札幌も十分に自然豊かだけど開放感がやっぱ違うもんなぁ...
でも仕事とかいろいろ考えると現実的ではないから。今はキャンプで北海道の大自然を存分に感じていきたい。
ランタンを灯し
焚き火を開始
夕食は寒い時期の定番「鍋」
そしてご飯はのっけ丼
焚き火を終え、ちょっと寒くなったから夕食後はストーブつけてお籠りUNO
苫前漁港
やっぱり星もきれい。
苫前さん。お腹いっぱいだよ。素晴らしい1日でした。
おやすみなさい。
キャンプ2日目
AM4:51
早起きできました。
素晴らしいブルーアワー
朝食はカップ春雨などで軽くすませ、ゆるりゆるりと撤収開始。
時間どおり11:00にチェックアウトしてお隣の温泉施設へ。
息子と温泉に浸かり、セコマで昼食のチキンを食べ。
向かったのは....
三國連太郎
苫前町郷土資料館
今回のキャンプのハイライト。ここが本当に印象深かった。
もちろんキャンプも素晴らしかったですよ。それでもここで見たものが今では最も心に残っています。
苫前は大正4年に発生した三毛別羆事件があった場所。9月初旬に初山別に行ったときに事件復元地を訪れました。実際に事件のあった集落の少し手前に復元された住宅などが見れるところです。
で、今回は資料館でゆっくり事件の概要などを学ぼうと来ました。
実は苫前にヒグマの出没情報があってキャンプ場からも前日に電話にてそのガイダンスがありました。
センターハウスでも従業員の方などがヒグマの話をしていたので出没した場所が普段出ない場所だったのか地元でも話題になっていたようです。
で、資料館で受付をしたところ。
と受付の方も興奮気味に話すのでこんだけヒグマを全面に押し出す町でも実際に出没するのは稀なんだなと感じました。
まぁ、今年が異常に多いだけって話もありますが、キャンプでも本当に気をつけなければいけないなぁと実感しました。
幻の巨熊「北海太郎」
町内周辺の山に毎シーズン出没していた巨熊で名人ハンターの執念で追跡8年、昭和55年に射止められた熊なんだそうです。
最近家畜被害で脅威になったOSO18は推定330kg
こちらの北海太郎さん。500kg....
ちょっと次元が違う。
他にも苫前町で射止められた「渓谷の次郎」などの剥製も見学できます。
町長室らしき部屋にはTVモニターがあり何やら鑑賞ができそう。
更に奥に進むと三毛別事件の概要が地図や写真、模型などをつかって展示されています。
一通り展示物を見て、受付方面へ戻ると先程の町長室でドラマが上映されていました。
これは1980年にテレビドラマで放送された「恐怖!パニック!!人喰熊 史上最大の惨劇 羆嵐」の短編版(約50分)三毛別羆事件を題材にした作品です。
見覚えのある大御所役者さんたちが脇を締め、ヒグマを仕留める猟師役は三國連太郎。
どこからどう見ても猟師にしか見えないワイルドな出で立ちと荒々しさが画面からビンビンと伝わってくる。50代後半くらいの三國さん。これがカッコいいのですよ。
熊狩の経験を活かし、役所の準備した隊とは別行動で雪の中で身を隠し熊を狙う鋭い眼光。シブすぎる
僕の三國さんは釣りバカのスーさん。ハマちゃんといつも言い合って拗ねてるかわいいスーさんのイメージしかなかった。
それがねぇ!もう、家族三人で見入ってました。
三國さんの演技もさることながら熊の習性も学ぶことできて本当に充実の50分間。
メモ
・熊と遭遇しないためには?
・熊に遭遇してしまったらどうしたらいいのか?
・山に入るときに装備したいものは?
キャンプとは言えどいろいろと考えなければならないことや準備しなければならないものもあるのだなと改めて考えさせられました。
今回学んだこと
②ヒグマの嗅覚は犬の7~8倍。かなり遠い距離でも匂いを嗅ぎつける。
三毛別羆事件は7人の死者を出した日本史上最悪の熊害。悲惨な事件ではありますが、それを展示することにより後世に伝え、熊害への備えを促すには有意義なものなのだなと感じました。
今後こういった被害が起こらない様に。
三國さんの演技に引き込まれ、色々と学ぶことができました。本当に有意義な時間でございました。
三毛別羆事件にふれることで他の熊害についてもあれこれ調べながら家族三人帰ってきました。
札幌についた時間も夕方だったので久しぶりに石狩の信玄でも行こうかと店の前まで行ったのですが...
混んでて断念。
てつやに変更して美味しくいただきました。
とままえ夕陽ヶ丘オートキャンプ場。良かったです。今こうして写真を見返してやっぱロケーションは抜群だったなと感じます。
そして三國連太郎のかっこよさ。
熊の恐ろしさ。
身にしみて感じたはずなんですけどね....
次のキャンプでちょっと準備不足だったなと反省してる次第です。
百人浜オートキャンプ場での出来事は次のお話し。
それまでしばしお待ち下さい。
それでは皆さん良いキャンプライフを!