HangOut(ハングアウト)クランクスタッキングラックを約2年利用しています。
ファミリーキャンプでの使用がメインですが、ソロキャンプでも活躍してくれます。
素材がスチールなので重量があるのがネック。それでもサイトをおしゃれに演出してくれる収納ラック。はじめは重すぎて持ち出すのが嫌になることもありましたが、使い込むうちに良い点や悪い点が見えてきました。
こちらの記事ではHangOut(ハングアウト)クランクスタッキングラックを購入した理由やメリット・デメリット、おすすめの利用シーンなどを写真を使って詳しく紹介していきます。
足の高さ調整などの小技もご紹介しますよ!
HangOut(ハングアウト)クランクスタッキングラックのスペックや性能
クランクスタッキングラックのスペック
クランクスタッキングラックはIRONとWOODの二種類があります。
Crank Stacking Rack(Iron)

CRK-SR90IR
クランクスタッキングラック アイアン
Crank Stacking Rack(Iron)
■品番:CRK-SR90IR
■天板素材:スチール粉体塗装(ブラック)
■フレーム素材:スチール粉体塗装(ブラック)
■組立時サイズ:幅90cm×奥行36cm×高32.5cm
■重量:3.5kg
■付属品:天板×1、脚フレーム×2、ベルト×2
Crank Stacking Rack(Wood)

CRK-SR90IR
クランクスタッキングラック ウッド
Crank Stacking Rack(Wood)
■品番:CRK-SR90WD
■天板素材:合板オーク突板貼り
■フレーム素材:スチール粉体塗装(ブラック)
■組立時サイズ:幅90cm×奥行36cm×高32.5cm
■重量:3.5kg
■付属品:天板×1、脚フレーム×2、ベルト×2
クランクスタッキングラックの付属品
クランクスタッキングラックの付属品を見ていきます。
アイアン×2つ、ウッド×1つ購入しました。
開封します。
以上です。設置するための工具やビスなどはありません。
Woodの場合は天板が違うだけで付属品はすべて同じです。
クランクスタッキングラックの組立方法と特徴
クランクスタッキングラックの組立方法とどの様な製品なのかを見ていきます。
付属の取説もありますので組み立て時はそちらも参考にしてください。
組立方法
Ironは裏表が分かりづらいです。スチールフレームが四角形でつながっている方が表(天板側)です。
最後にベルトで固定。
両方を固定したら完成です。
すごく簡単に見えますが、慣れるまで少し手こずります。
手こずるというかイライラポイントがあります(笑)それについてはデメリットの項目で説明し、その解決策は小技で解説します。
最後まで見ていってくださいね!
特徴
スチール素材で頑丈なのである程度の重いものでも置くことができます。
Ironはラックとして優秀です。

クーラーボックスやジャグを並べて置くだけのスペースがあり、スタッキングもできます。

利用シーンも様々であらゆるスタイルに活用できるのが大きな特徴なのではないでしょうか。
収納袋は別売りとなりますが、重ねて3枚は入ります。
HangOut(ハングアウト)クランクスタッキングラックを購入した理由と決め手
キャンプで調理をする際、大体はユニフレームの焚き火テーブルの上にコンロやシングルバーナーを置き、椅子に座って食事準備をしていました。
それでも別に問題はないのですが、若干調理し辛いというのがありました。座ったままで前傾姿勢の時間が長くなり腰が痛くなる...
自宅で食事準備するときもキッチンで立っていますから、立って調理できラック的な役割もするギアを探してクランクスタッキングラックを検討することになりました。
キッチンとして使うには3台をスタッキングして使えばいいのかなと考えましたが、そうすると高さが92cmほどになる様です。自宅のキッチンが85cm。
7cmの差。かなり高いですよね。
野菜を切ったりする作業スペースにはまだいいかなと思いますが、その上にバーナーとか置いて煮炊きするには高すぎる。
ただ色々調べていくと脚フレームの組み方をアレンジしたらある程度低くなるとの情報を発見。
多少低くなるならば作業台として使えるだろうし、使い方の幅も広そうなのでゴチャついた我が家のギアたちをきれいに収納してくれそうというのが購入の決め手。
キッチンラックを探していましたが、その他の利用方法が沢山ありそうなのが購入した大きな理由です。
実際にキッチンラックとしてよりはテーブルや荷物スタンドとして使うことが多いです。
クランクスタッキングラックを使った感想
さて、ここまでスペックや買った理由を書いてきましたが、それらを踏まえて実際に使ってみて感じたメリットやデメリットをまとめていきたいと思います。
まずはデメリットから。
こういうギア紹介の記事を書くときはデメリットってあまりないんです。なんせ気に入ったギアを書くことが多いから。
でもこのラックはデメリットが多い。今でこそ便利に使わせてもらってますが買ったばかりのときは使いづらくて買って失敗したと思ってました...
なので購入を検討している方はデメリットを読んでよく検討してみてください。
デメリット
重い...
3.5kg
数字だけならなんてことないかなって思ったんです。3台で合計10.5kg。
米の10kgならそんなもんだよなって軽く持ち上げますが、キャンプのラックが10kgはずっしり感がすごい。
1台で持つには余裕なんですけど3台まとめてになるとちょっと妻は辛そう。僕でも2台でなんとか許せる重さ。
さらに重いことで収納袋から出すときや入れるときも手こずる。それは後述しますが、まず重量は覚悟が必要です。
組み立てに手こずる
脚フレームを入れてバンドで固定するだけなんですけど、手こずります。
何がって固定バンドです。
長さを調整して余った部分はこの面ファスナー(マジックテープやベルクロと言った方がわかりやすいですかね)で巻きつける。
これを面ファスナーで巻きつける。
ただこのベルトがイライラポイント

固定バンドを設置する時にも解く時にも面ファスナーが邪魔をしてくれます。バンドの余り部分が少しでも触れようものならくっついてしまいます。
予期せぬところでくっついては剥がしをするので撤収時の急いでいるときにはイラッとします。
固定バンドは結構長いのです。スタッキングして使うときに上下2台をまとめて固定できるくらいに長いです。
でも上下連結するときには次のように上下をそれぞれ固定するのが正解らしいです。取説にはこの方法で書いています。
だったらベルト長すぎではないですか?もう少し短くてもと思ってしまいます。二重巻きで強度を出しているのかもしれませんね。
僕はこのベルトの面ファスナーが設営時も撤収時も邪魔をするのが嫌で解消方法を考えました。後述しますね。
収納も大変
それでもすこし入れずらい。
原因は重さ。
収納時も3つを重ねて入れるのですが...
重ねて持ち上げるには10kgは重い。
一枚づつ入れようとすると突き出た脚フレームが引っかかり入れずらい。
ケースが全開してくれたらいいかもしれません。
収納するときはラックを重ねて立てかけ
上からケースを被せれば楽です。
この方法ならストレスもほぼないのでデメリットって言うほどではないかもしれません。
小物は置きづらい
Ironは大きなクーラーボックスやギアコンテナなどは置きやすいですが、小物には向いていません。
見てのとおりです。
Ironに小物を置くには板を敷くなりするといいと思います。
ちなみにフィールドラックステンレス天板Ⅱは微妙に大きいです。
続いてはメリット。
メリット
スタッキング可能
3台連結もいいですし、2台連結で横1台でもいい感じ。
要するに
様々な利用シーンに対応可能
ということです。
テント内で収納ラックとして

これは自宅ですが、キャンプギアを収納しておくラックとしても使えそうですね。
THORコンテナ22Lであれば下段に置いて置くことができます。
Woodをテーブル代わりにするケースが一番多いです。
1台ならそこまで重さは気になりませんしそれなりに大きい。ソロならこれ一つで料理の作業スペースにもなるので重宝します。
おしゃれ
木の天板と黒の粉体塗装がされたスチールが落ち着いた色使いでおしゃれです。
ラック自体の質感がよく、ワンランク上のコーディネートが可能なのではないでしょうか。
おしゃれと無縁の我が家でもなんとかギアをきれいに見せてくれます。
ダッチオーブンなどの重量物も気兼ねなく置ける
Ironのラックにはダッチオーブンやスキレットなどの少し重いギアも気兼ねなくおけます。
天板に耐荷重を超える重さの物をのせないでくださいと取説に記載がありますが、どこを探しても耐荷重の記載がないのは残念です(笑)
今度、問い合わせてみようかと思います。
シェラカップなどの吊り下げが自由自在
ラック天板周囲どこにでもシェラカップなどをかけることができます。
横だけとか前だけとか限定されないので自分の使い方に合った吊り下げが可能です。
僕はコップやシェラカップなどの食器類だけではなくスプレー類やティッシュボックスも引っ掛けておくことことが多いです。
クランクスタッキングラックの小技
クランクスタッキングラックの良い点、悪い点を含め説明させていただきました。
さてここからは小技です。
脚の高さ調整方法や固定ベルトで毎回イライラしない僕なりのセットの仕方を紹介します。
【小技①】脚の高さ調整
前述しましたが、3台スタッキングしてキッチンカウンターにするには少し高すぎます。

スタッキングした実寸は92cm。
台所の高さが85cmなので7cm高い。
これを下げます。
方法は簡単。
脚の固定位置を替えるだけです。
写真のピントが合っていなくてすみません。それでもわかると思います。通常の固定位置より一段奥に差し込んで固定します。
脚のハの字が通常より広くなりラックを低くできます。
ここで注意しておきますが、この高さ調整はメーカー推奨ではありません。耐荷重も弱くなるので自己責任でお願いします。 さらに、この脚は一番下段でしかできません。中段にするとスタッキングできません。
カウンターとして使いやすい高さになりました。それでもその上にバーナー類をおいて調理するには少し高いので通常組立で2段で使うことが多いです。
僕が170cmなので背の高い人は3段でもちょうどいいかもしれませんね。
【小技②】固定ベルトの最適解
僕のイライラポイントとなっている固定バンドの面ファスナー。
これは都度巻きつけるのが嫌になるので長さを決めてしまいました。
それでも収納時も組立時もスタッキング時も問題ありません。
調整方法

面ファスナーを脚フレーム下側で固定。ベルトは何時も脚フレームについたままとします。
これでOK!様々に対応します。
スタッキングするときはこう

下側のベルトを天板フレームと上段の脚フレームで連結。多少ゆるいですが、脚が外れることはありません。
収納時はこう

脚を外して天板表側に重ねます。(表側に移動したほうが収まりが良いです。)
固定ベルトを3点で締め、脚フレーム下側につけたままの状態で1段利用でもスタッキング利用でも収納の際にもベルト調整なしで完結します。
これで面ファスナーとの格闘は終わります。
ただし、Woodは収納時と設営時を同じにすることができません。
次の写真が収納時の正解
収納状態と脚フレーム固定時はどうしても違ってくるので
収納時は固定しないでそのまま、スタッキング
これが僕なりのクランクスタッキングラックを快適に使う小技でした。
個体差で同じようにできない可能性もありますが参考にしていただけると幸いです。
改めて言いますがどれもメーカー推奨ではないので同じように使う場合は自己責任でお願いします。
クランクスタッキングラックはこんな人におすすめ
HangOut(ハングアウト)のクランクスタッキングラックは様々なシーンで活躍します。
フィールドラックより大きく頑丈なので荷物多めのファミリーキャンパーに特にオススメです。
横並びでスタンド利用でも良いし、キッチンラックにしても良い。サイトをきれいにおしゃれに演出してくれます。
こんな人におすすめ!
キッチンラックを探している人
コンテナやクーラーボックス用の台を探している人
収納をきれいにスッキリみせたい人
サイトをおしゃれにしたい人
あらゆるシーンで活躍!
キッチンラックとして
ギアコンテナスタンドとして
クーラーボックススタンドとして
テーブルとして
ギアの収納ラックとして
購入当初は重いしイライラポイントもあるしで失敗したかなって思いましたけど、今となっては買ってよかった!
いろんなスタイルにハマるし、ソロのときのテーブル代わりには重宝します。狭すぎず大きすぎずのなんとも絶妙なサイズ感なんです。
重いのはネックですが、1枚でテーブルとして使うには全く苦になりません。
検討中の方の参考に慣れば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました!








































